クレジットカードコラム1週間で2回以上コンビニ利用する方におすすめのクレジットカード
コンビニでは何で支払いをしていますか?
最近では、小銭が不要でスピーディーに支払いができるスマホ決済や電子マネーを利用する方が増えています。ずっと現金で支払いっているという方もいるでしょう。
現金の方はもちろん、電子マネーやスマホ決済を利用している方でも、週2回以上コンビニを利用するのであれば、クレジットカードでの支払いを検討してみてください。
コンビニで高還元になるカードなら5%以上の高還元を受けられます。平日は毎日コンビニを利用するような利用頻度が高い方ならよりお得になりますよ。
今回はコンビニ利用におすすめのクレジットカードをご紹介します。
それぞれ対象となるコンビニや、使い勝手に違いがあるため、あなたにとって一番お得になるクレジットカードを見つけてみてください。
目次
コンビニでお得なクレジットカード比較
初めに、今回ご紹介するコンビニでお得なクレジットカードを表でざっくりと確認しましょう。
対象コンビニ | コンビニ還元率 | 通常還元率 | |
---|---|---|---|
三菱UFJカード | セブン-イレブン ローソン |
最大5.5% | 0.5% |
三井住友カード(NL) | セブン-イレブン ローソンなど |
最大5% | 0.5% |
dカード | セブン-イレブン ローソン ファミリーマート など |
最大2.5% | 1% |
au PAYカード | セブン-イレブン ローソン ファミリーマート など |
最大2.5% | 1% |
コンビニでの還元率が最大5%以上と高いのは、「三菱UFJカード」と「三井住友カード(NL)」です。ただし、こちら2枚のカードはほか2枚のカードに比べて対象コンビニが少ないほか、通常還元率が0.5%と低くなっています。
選び方としては、まず「よく使うコンビニが対象に含まれるか」を重視しましょう。また、コンビニ専用のサブカードとして使うのであればコンビニでの還元率を重視、メインカードとして使うのであれば通常還元率も重視して選びたいところです。
ここからは、コンビニ利用におすすめのクレジットカード4枚をそれぞれ詳細に解説します。
実際にどのぐらいポイントが貯まるのか、具体例を挙げているほか、ポイントの使い道についてもまとめました。自身の利用シーンに合致するクレジットカードを見つけましょう。
三菱UFJカード
「三菱UFJカード」は、2022年7月からセブン-イレブンとローソンでの利用がいつでも5.5%還元になりました。2022年9月30日までは、最大10%までアップします。
たとえば1回1,000円程度のお買い物を週2回する程度でも、10%還元なら1ヵ月で800ポイントがもらえる計算です。7月〜9月の3ヵ月にわたっての利用であれば、2,400ポイントがもらえます。
ポイントの貯まり方
ここでは、「1回700円を週2回」と、「1回700円を週5回」のコンビニ利用ケースで、実際にどのくらいポイントが貯まるのかをチェックしましょう。
1回700円・週2回 | 1回700円・週5回 | |
---|---|---|
1週間 | 77円相当のポイント | 192円相当のポイント |
6か月間 | 1,848円相当のポイント | 4620円相当のポイント |
1年間 | 3,696円相当のポイント | 9,240円相当のポイント |
やはり5.5%の還元率はかなり大きく、たまにしかコンビニを利用しないという方でも、年間で相当数のポイントが貯まると予想されます。
ポイントの使い道
三菱UFJカードの利用で貯まるポイントは、「グローバルポイント」です。グローバルポイントの使い道は、カタログ商品と交換、共通ポイントと交換、キャッシュバック(請求額に充当)の3種があります。
なおグローバルポイントの価値は、1ポイントあたり最大5円ですが、使い道によってその価値は変動します。最大5円となるレートでなくては還元率が落ちてしまうため、注意しましょう。
おすすめの交換先としては、最大価値で交換できる共通ポイントの「ビックポイント」と「ベルメゾン・ポイント」です。次点では、1ポイントあたり約4.95円のレートになるカタログ商品の「三菱UFJニコスギフトカード」と交換するのがよいでしょう。ちなみに三菱UFJニコスギフトカードは、対象の百貨店やスーパー、電気屋やホテルなど幅広く利用可能できます。
キャッシュバックに関しては、1ポイントで4円充当になるため、ポイント価値が減ってしまいます。ただし利用しやすい使い道ではあるため、ポイント取得から2年後の有効期限が近くなったときには、キャッシュバックを利用するのがおすすめです。
三菱UFJカードはこんな人におすすめ
4.8
本カード | 初年度無料 2年目以降1,375円(税込) ※条件付き無料 ※学生無料 |
---|---|
家族カード | 初年度無料 2年目以降440円(税込) |
ETCカード | 年会費無料 新規発行手数料1,100円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5%〜5.5% |
申込資格 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方または18歳以上で学生の方(高校生を除く) |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス |
発行期間 | 最短翌営業日 |
三菱UFJカードは、初年度の年会費無料、翌年以降も年1回以上の利用で年会費が無料になるクレジットカードであるため、年会費は実質無料。ポイント還元率を重視して、コンビニ専用のサブカードを探している方であれば、どなたでもおすすめできます。
ただし、ポイントの使い道は他のカードに比べて限定的なので、よく比較して検討したほうがよいでしょう。
三井住友カード(NL)
「三井住友カード(NL)」は、Visaタッチ決済もしくはMastercard®コンタクトレスでの決済を選ぶことで、セブン-イレブンとローソンなどで5%のポイント還元を受けられます。
また、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ポプラといったコンビニは「選んだお店でポイント+0.5%還元」特典の対象です。つまり特典の対象店舗であれば、還元率を1%にアップさせられます。地方コンビニをよく利用するという方も、ぜひチェックしてみてください。
ポイントの貯まり方
2パターンのコンビニ利用ケースで、実際にどのくらいポイントが貯まるのかをチェックしましょう。
1回700円・週2回 | 1回700円・週5回 | |
---|---|---|
1週間 | 70円相当のポイント | 175円相当のポイント |
6か月間 | 1,680円相当のポイント | 4,200円相当のポイント |
1年間 | 3,360円相当のポイント | 8,400円相当のポイント |
コンビニでの最大ポイント還元率は、「三菱UFJカード」に劣る三井住友カード(NL)。しかし三菱UFJカードが1,000円ごとに1ポイントなのに対し、三井住友カード(NL)は200円ごとに1ポイントがもらえる設定です。
そのため、1,000円以下の端数が発生する後者のケースでは、三菱UFJカードよりも三井住友カード(NL)のポイントが多く貯まる計算となっています。
ポイントの使い道
三井住友カード(NL)の利用で貯まるポイントは、「Vポイント」です。Vポイントの使い道はかなり豊富ですが、おすすめなのはポイント価値が変わらない以下の使い道です。
- キャッシュバック(請求額に充当)
- Vポイントアプリ(プリペイド)にチャージ
- 三井住友銀行の振込手数料に充当
- オンラインギフトカードに交換
使い勝手のよいものばかりなので、ポイントの使い道に困ることはまずないでしょう。
三井住友カード(NL)はこんな人におすすめ
4.9
本カード | 永年無料 |
---|---|
家族カード | 永年無料 |
ETCカード | 初年度無料 2年目以降550円(税込) ※年1回以上の利用で翌年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%〜5.0% |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
発行期間 | 最短5分 ※19:31〜翌8:59は即日発行非対応 |
三井住友カード(NL)の年会費は、永年無料です。保有コストがかからないため、コンビニ還元率の高いサブカードを探している方であれば、どなたでもおすすめできます。
中でも学生の方や、家族複数人で三井住友カード(NL)を発行できる方には、特におすすめです。学生の方であれば「学生ポイント」の対象になり、サブスクや携帯料金の還元率が大幅にアップ。
家族複数人での利用であれば、コンビニで最大10%還元も可能です。
dカード
「dカード」は、スマホ決済アプリ「d払い」の支払い方法として登録することで、ポイントの3重取りが可能になり、最大2.5%還元になるクレジットカードです。d払いが利用できるコンビニとその還元率は、下表をご確認ください。
2.5%還元 | ローソン、ローソンストア100、ファミリーマート、ポプラ、生活彩家、スリーエイト、さくらみくら便利店、くらしハウス |
1.5%還元 | セブン-イレブン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ハマナスクラブ、ハセガワストア、ニューデイズ/ニューデイズキオスク、タイエー、セイコーマート、アンスリー |
ポイントの3重取りができる店舗は、d払いが利用できる店舗のうち、dポイントカード加盟店のみです。dポイントカード加盟店以外はd払い×dカードのみの還元率になるため、1.5%還元になります。
ポイントの貯まり方
2パターンのコンビニ利用ケースで、実際にどのくらいポイントが貯まるのかをチェックしましょう。
1回700円・週2回 | 1回700円・週5回 | |
---|---|---|
1週間 | 35円相当のポイント | 87円相当のポイント |
6か月間 | 840円相当のポイント | 2,100円相当のポイント |
1年間 | 1,680円相当のポイント | 4,200円相当のポイント |
2.5%還元であっても、さらなる高還元のクレジットカードと比べると、やはり見劣りしてしまいます。ただしdカードやd払いは、100円ごとに1ポイントが貯まるため、端数が出づらいのは大きな魅力でしょう。
ポイントの使い道
dカードの利用で貯まるポイントは、「dポイント」です。dポイントの使い道はさまざまありますが、おすすめなのはポイント価値が変わらない以下の使い道です。
- dポイント加盟店で使用
- d払いにチャージ
- ドコモの各種サービス請求額に充当
dポイント加盟店であればポイントのまま使えるほか、d払いにチャージすればさらに多くのお店で使えるようになります。
なお、請求額への充当に関しては「ケータイ、ケータイサービス」「ドコモ光」「ドコモでんき」のみが対象です。カード請求額への充当は対象ではありません。
dカードはこんな人におすすめ
4.6
本カード | 無料 |
---|---|
家族カード | 無料 |
ETCカード | 初年度無料 2年目以降550円(税込) ※年1回以上の利用で次年度無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
発行期間 | 最短5営業日 |
dカードは年会費が永年無料のため、保有コストがかかりません。また、通常還元率が1.0%であり、コンビニ以外でもポイント3重取りが可能な店舗であれば2.5%還元が得られます。
以上のことからdカードは、コンビニ以外でも幅広くお得に使えるメインカードおよびサブカードを探している方におすすめです。
au PAYカード
「au PAYカード」は、「au PAY」の支払い方法として登録することで、1.5%還元になるクレジットカードです。残念ながら、au PAYカードはポイントカードとして機能しません。しかし、各コンビニで提示ポイントをもらえるポイントカードを別途用意しておけば、合計還元率が最大2.5%になります。
おすすめなのは、au PAYを連携登録したPontaカードアプリをローソンで使う方法です。別途ポイントカードを提示する必要なく、合計還元率を2〜2.5%まで高められます。
ほかにもミニストップであればWAON POINTカードも提示で合計2%、ポプラであれば楽天カードも提示で合計2.5%還元です。
ポイントの貯まり方
2パターンのコンビニ利用ケースで、実際にどのくらいポイントが貯まるのかをチェックしましょう。
1回700円・週2回 | 1回700円・週5回 | |
---|---|---|
1週間 | 35円相当のポイント | 87円相当のポイント |
6か月間 | 840円相当のポイント | 2,100円相当のポイント |
1年間 | 1,680円相当のポイント | 4,200円相当のポイント |
au PAYカードは100円ごとに1ポイントが貯まりますが、au PAYは200円ごとに1ポイントというように差があります。しかし端数となる金額にそこまで大きな差がないため、今回のケースを含め、多くのケースではdカードと同様のポイント還元となるでしょう。
ポイントの使い道
au PAYカードの利用で貯まるポイントは、「Pontaポイント」です。Pontaポイントもまた使い道が豊富なポイントですが、おすすめなのはポイント価値が変わらない以下の使い道です。
- Pontaポイント提携店で使用
- au PAYにチャージ
また少し特殊な使い道として、「ローソンお試し引き換え券」との交換があります。ローソンお試し引き換え券とは、ローソンで実際に販売されている商品と交換できる券です。その交換レートはとても高く、通常1ポイント=1円の価値のPontaポイントが、1.5円〜3円ほどの価値になります。
au PAYカードはこんな人におすすめ
4.0
本カード | 初年度無料 2年目以降無料 ※auユーザー以外で年1回以上の利用がない場合1,375円(税込) |
---|---|
家族カード | 初年度無料 2年目以降無料 ※本会員の年会費が発生する場合440円(税込) |
ETCカード | 年会費無料 発行手数料1,100円(税込) ※1年以内のETC利用で返却 |
ポイント還元率 | 1.0%〜3.0% |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
発行期間 | 最短4日 |
au PAYカードは、初年度の年会費無料、翌年以降はau回線利用者もしくは年1回以上の利用で無料となるクレジットカードです。保有コストなしに使うことは容易でしょう。
しかし似た趣旨のクレジットカードとしては、dカードのほうが優れていると言わざるを得ません。au PAYカードは、ローソンお試し引き換え券を目当てとしている方向けだといえるでしょう。
コンビニ特典のあるクレジットカードで日々のお買い物をお得に!
ふらっと立ち寄って、気軽に買えるコンビニだからこそ、毎月ある程度の金額は使ってしまうコンビニ。週2回程度でもコンビニに立ち寄ることがあるのなら、コンビニ特典のあるクレジットカードを使うことで、かなり多くのポイントが手に入ります。
ぜひ自分の利用シーンに合うクレジットカードを手に入れて、お得な生活を始めましょう。